2008年04月30日
☆宇留毛神社の春 2008.4
☆宇留毛神社の春
長い石段を 白い息を弾ませ 学生達が登って来る
きっと就職祈願だろうね まだ・茶髪が残ってる 慣れない様子で両手を合わせてる
今日で今年は二度目だよね 宇留毛神社の境内 覚えているかしら
ほら、春を待てずに 桜が一輪咲いてる 貴女が来るのを知ってたみたいに
二年前の貴女は 桜知らずの暮らし 施設の窓から見たかしら
すっかり馴染んだみたい 車椅子の暮らしが 近頃、それが似合ってきた
貴女は私の事を 自分の身体の一部と すっかり思い込んでる
ほら、前を向いて座ってよ こっちを見ないでよ 私の涙に気づいちゃ駄目さ
※ 辛い事なら何度もあったよね 痛みで眠れぬ夜だってさ
迷惑かけるから帰ると言ったりね そんな頃が続いたよね
悲しい事なら何度もあったさ 母親らしさ求めた頃
日毎に老いを深める貴女の姿に 何度、涙を流した事かしら
少しだけ休みましょうか 車椅子に揺れるのも ちょっと酷かもね
ほら、よく見てご覧よ 蕾が揺れてる 宇留毛神社に春の風が吹く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
誰でも自分一人じゃ 生きてはいないんだよと 突然、貴女は言う
先ずはお前が元気でさ いておくれよと 私の手を握ってくる
そして時折、車椅子から 身を乗り出してさ 私の額に手を置いたり
今でも残る どこかに残ってる 母親らしさに驚く私
知ってるつもりさ 貴女の事ならすべて 一緒に暮らして6度目の春
今では嫁とも 兄弟みたいにさ 風呂場で一緒にはしゃいだり
貴女はよく言うよね 「おじちゃんお休み」ってさ 寝る前の挨拶だけど
それでいいんだよね 幸せってそういう事かも 私は自分を説き伏せる
※ (繰返し)
そろそろ後にしようか 宇留毛神社の境内 今度来るのは蕾の開く頃
ここに待っていてよ 膝掛けはそのままで 私は車を持ってくるから
長い石段を 白い息を弾ませ 学生達が登って来る
きっと就職祈願だろうね まだ・茶髪が残ってる 慣れない様子で両手を合わせてる
今日で今年は二度目だよね 宇留毛神社の境内 覚えているかしら
ほら、春を待てずに 桜が一輪咲いてる 貴女が来るのを知ってたみたいに
二年前の貴女は 桜知らずの暮らし 施設の窓から見たかしら
すっかり馴染んだみたい 車椅子の暮らしが 近頃、それが似合ってきた
貴女は私の事を 自分の身体の一部と すっかり思い込んでる
ほら、前を向いて座ってよ こっちを見ないでよ 私の涙に気づいちゃ駄目さ
※ 辛い事なら何度もあったよね 痛みで眠れぬ夜だってさ
迷惑かけるから帰ると言ったりね そんな頃が続いたよね
悲しい事なら何度もあったさ 母親らしさ求めた頃
日毎に老いを深める貴女の姿に 何度、涙を流した事かしら
少しだけ休みましょうか 車椅子に揺れるのも ちょっと酷かもね
ほら、よく見てご覧よ 蕾が揺れてる 宇留毛神社に春の風が吹く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
誰でも自分一人じゃ 生きてはいないんだよと 突然、貴女は言う
先ずはお前が元気でさ いておくれよと 私の手を握ってくる
そして時折、車椅子から 身を乗り出してさ 私の額に手を置いたり
今でも残る どこかに残ってる 母親らしさに驚く私
知ってるつもりさ 貴女の事ならすべて 一緒に暮らして6度目の春
今では嫁とも 兄弟みたいにさ 風呂場で一緒にはしゃいだり
貴女はよく言うよね 「おじちゃんお休み」ってさ 寝る前の挨拶だけど
それでいいんだよね 幸せってそういう事かも 私は自分を説き伏せる
※ (繰返し)
そろそろ後にしようか 宇留毛神社の境内 今度来るのは蕾の開く頃
ここに待っていてよ 膝掛けはそのままで 私は車を持ってくるから
2008年04月13日
☆ H18.6月施設にて 2008.2
♪:H18.6月施設にて
窓越しに・見える夕焼け空 施設の外は車の波
遅かったじゃないか 何してたんだと 私を激しく叱る
買物に行くよ これから直ぐにさ お前と一緒にさ
何も分からない・今が分からない 施設を自分の家と思ってる
ベッドを揺らし 立とうとする そして私に倒れ込む
施設の壁のチャイムが響く ここはどこ?・・母がつぶやく
どうしたんだろう? 私は何故・ここに居る 歩けないのは何故なんだと
首を傾げてる 私に聞く 深いため息をつく
窓の外・夕陽が動く 私の心も揺れている
苦しいもんだよ 毎日がさ お前にそれが分かるかい?
そして言う・いつまで生きるのかしらって 私は目を伏せる
もういいよね そろそろ・かしら ポツリと母が言う
気紛れな梅雨空は 突然、涙を流したり
真っ赤な顔で怒ってみたり 母の記憶を曇らせたり
WOO・・私は憎む WOO HOO・・時の流れを WOO HOO WOO HOO
(間 奏)
覚えているかい ほら・いつもの散歩道 あんたと俺をいつも待ってる
足を引きずる 年老いた犬 今日も居るかしら
負けちゃいけないよ あの犬だってさ 必死に生きてるじゃないか
悔やんじゃ駄目さ 嘆いちゃいけないよ あんたは立派に闘っているよ
今は兎も角 歩けるようにさ そして家に戻る事さ
頑張ってくれよ 退所まではと 私は母を励ます
帰りなさい・もう、遅くなる お前は仕事で疲れただろうと
明日もおいでよ 待ってるからねと 母が母に戻りだす
送っていくよ せめて玄関まではと 母が急に騒ぎ出す
気紛れな梅雨空は 突然、涙を流したり
真っ赤な顔で怒ってみたり 母の記憶を曇らせたり
WOO・・私は憎む WOO HOO・・時の流れを WOO HOO WOO HOO
窓越しに・見える夕焼け空 施設の外は車の波
遅かったじゃないか 何してたんだと 私を激しく叱る
買物に行くよ これから直ぐにさ お前と一緒にさ
何も分からない・今が分からない 施設を自分の家と思ってる
ベッドを揺らし 立とうとする そして私に倒れ込む
施設の壁のチャイムが響く ここはどこ?・・母がつぶやく
どうしたんだろう? 私は何故・ここに居る 歩けないのは何故なんだと
首を傾げてる 私に聞く 深いため息をつく
窓の外・夕陽が動く 私の心も揺れている
苦しいもんだよ 毎日がさ お前にそれが分かるかい?
そして言う・いつまで生きるのかしらって 私は目を伏せる
もういいよね そろそろ・かしら ポツリと母が言う
気紛れな梅雨空は 突然、涙を流したり
真っ赤な顔で怒ってみたり 母の記憶を曇らせたり
WOO・・私は憎む WOO HOO・・時の流れを WOO HOO WOO HOO
(間 奏)
覚えているかい ほら・いつもの散歩道 あんたと俺をいつも待ってる
足を引きずる 年老いた犬 今日も居るかしら
負けちゃいけないよ あの犬だってさ 必死に生きてるじゃないか
悔やんじゃ駄目さ 嘆いちゃいけないよ あんたは立派に闘っているよ
今は兎も角 歩けるようにさ そして家に戻る事さ
頑張ってくれよ 退所まではと 私は母を励ます
帰りなさい・もう、遅くなる お前は仕事で疲れただろうと
明日もおいでよ 待ってるからねと 母が母に戻りだす
送っていくよ せめて玄関まではと 母が急に騒ぎ出す
気紛れな梅雨空は 突然、涙を流したり
真っ赤な顔で怒ってみたり 母の記憶を曇らせたり
WOO・・私は憎む WOO HOO・・時の流れを WOO HOO WOO HOO
2008年04月13日
☆ 母がピエロになっていく 2003.10
母が少しずつピエロになっていく 母が少しずつピエロになっていく・Ah・・
母がうたた寝をする 秋の陽射し背中に受けて 重い人生背負い 歩き続けた母が 日向で舟を漕ぐ
夢を見ているのかしら 優しく笑う時がある 辛い記憶は薄れ 楽しい記憶を支えに 今を生きている
遠い記憶を探し 私を見つめる母 気づけば母の中では いつの間にか私は 兄になっている
この人は誰 だったらこの人は誰? アルバム広げる母の 指からこぼれる写真 それは家族の写真
今、私は何処にいる どこで育ったの? 私の母は誰? そして父は誰? 私は・・誰?
私はいつからここにいる? どうしてここにいるの? 私は深江に帰るよ そこが私の死に場所 母が叫ぶ
巡る・・巡る・・季節は巡る 巡る・・巡る・・思いは巡る
いつしか・・巡る季節を忘れ いつしか・・自分の家族を忘れ
母が少しずつピエロになっていく 母が少しずつピエロになっていく・Ah・・
あんたの嫁は誰だい あんたは私の子かい? だったらずっとここに一緒にいてもいいよね? それが口癖
たまには手伝いましょうか 母が流しの前に立つ 包丁渡してみれば 林檎の皮さえ剥けない母がそこに居る
夜の冷たさに 腰が・・膝が痛いと言う さすってあげれば 私に両手を合わせて 母が目を伏せる
昨日の事のように 昔を語る母 いつも遊んだ裏庭 親にねだった飴玉 母は娘になっている
母はまだ若い頃 働いた時期がある 博多駅のすぐ裏 高口ハガネ店 タイプを打っていた
優しいご主人と 勝ち気な奥さんで だけどとても大事に 扱ってくれたらしい 母は覚えている
巡る・・巡る・・季節は巡る 巡る・・巡る・・思いは巡る
いつしか・・巡る季節を忘れ いつしか・・自分の家族を忘れ
母が少しずつピエロになっていく 母が少しずつピエロになっていく・Ah・・
母が少しずつピエロになっていく 母が少しずつピエロになっていく・Ah・・
母が少しずつピエロになっていく 老いを重ねる母の移ろう時は早い すべてはモヤの中
母が少しずつピエロになっていく 夢と現実の狭間 老いに戸惑いながら母は生きている・・母は生きている・・・
☆ 制作背景
母から母が消えていく・・って悲しい事です。男って奴は幾つになっても子供でいたい自分がいます。夢や出世欲などの根底にはそうした意識があってこそ芽生えるのかも知れません。親父やお袋から「お前は偉い、大したもんだ!」と言われる事を夢見てこそ努力できるのかも知れません。しかし、どうであれ、そうした息子の思いに背くように母は老いを深めては現在の自分、そして目の前の私に気づかぬ時が多くなりました。一晩中、一睡もせずに痛む母の足を擦ってあげた事も母は気づきません。「どう、今朝の足の痛みは?」と訊ねる私に、「・・足?。私の足がどうかしてたのかい?」。同居を始めた頃の私の悩みは自分との闘いでした。現実を正視できない自分、老いて弱りゆくばかりの母の現実を正面から受止める事との闘いでした。「お袋!、どうしたんだ、あんたはどうなっているんだ・・」。母は答えません。どうかした日には私の事を「おじちゃん・・」とさえ呼ぶ事もありました。母は私の姿を見ながら遠い日の実の兄を思っていたりするのです。勇兄さんは母とは一回りも年上の兄。実際にアルバムを見ると私と勇伯父は似ているのです。
2008年04月12日
☆道 2008.4
♪:道
☆ 道 2008.04
①
人は誰でも 明日の見えない道を 頼りない足取りで
いつでも・いつの日も 歩いているもの
ため息一つで 壊れてしまいそうな そんな人生を
頼りない・足取りで 歩き続けてる
限りある命 夢にさえ辿り着けず このまま生きていくのか
移ろう・季節にさえ 何も感じる事なく
ただ流れていく 時間の中で 一体、何を感じながら
生きて・いけばいいのか 彷徨えばいいのか
この空見上げて 今度こそはと 何度、呟いた事だろう
春はいつの日も 優しい素振りだけで 目の前を通り過ぎるだけ・・
時に人知れず 時にはばからず 涙を流してもいい
それが・私の人生 私の歩く道
②
私に勇気があれば 明日の見えない道も 探せば必ずあるはず
誰の・ものでもない 私の人生が
時に人知れず 時にはばからず 彷徨ってもいいと思う
足を・痛めてもいい 一歩でも前に進むなら
ありきたりの言葉 虚ろでもいい 天を指さす勇気があれば
風は・いつか必ず 私に吹いて来るはず
時に・愛は 煩わしいもの それを待っていてはいけない
言葉も愛も 人に与えるもの
この空見上げて 今度こそはと 何度、呟いた事だろう
春はいつの日も 優しい素振りだけで 目の前を通り過ぎるだけ・・
人は誰でも 明日の見えない道を 頼りない足取りで
いつでも・いつの日も 歩いているもの
☆ 道 2008.04
①
人は誰でも 明日の見えない道を 頼りない足取りで
いつでも・いつの日も 歩いているもの
ため息一つで 壊れてしまいそうな そんな人生を
頼りない・足取りで 歩き続けてる
限りある命 夢にさえ辿り着けず このまま生きていくのか
移ろう・季節にさえ 何も感じる事なく
ただ流れていく 時間の中で 一体、何を感じながら
生きて・いけばいいのか 彷徨えばいいのか
この空見上げて 今度こそはと 何度、呟いた事だろう
春はいつの日も 優しい素振りだけで 目の前を通り過ぎるだけ・・
時に人知れず 時にはばからず 涙を流してもいい
それが・私の人生 私の歩く道
②
私に勇気があれば 明日の見えない道も 探せば必ずあるはず
誰の・ものでもない 私の人生が
時に人知れず 時にはばからず 彷徨ってもいいと思う
足を・痛めてもいい 一歩でも前に進むなら
ありきたりの言葉 虚ろでもいい 天を指さす勇気があれば
風は・いつか必ず 私に吹いて来るはず
時に・愛は 煩わしいもの それを待っていてはいけない
言葉も愛も 人に与えるもの
この空見上げて 今度こそはと 何度、呟いた事だろう
春はいつの日も 優しい素振りだけで 目の前を通り過ぎるだけ・・
人は誰でも 明日の見えない道を 頼りない足取りで
いつでも・いつの日も 歩いているもの


